金信先生 証言収録
7/15に女学院で非常勤として働いておられる金信みゆき先生の証言収録をしました。今まで直接被爆者の方々のお話を聞いてきましたが、胎内被爆者の方の話を聞くのは新しい発見もあり新鮮でした。金信先生は原爆投下前に家族で戸坂に疎開し、原爆が落ちた後岩国で生まれました。生まれたときから体が弱く、栄養失調で産声も挙げなかったことで声がかすれ、成長してからも声にコンプレックスを持っていました。しかし色んな面で努力を重ね、大学を出て、女学院の司書の先生として働き始めました。その後定年退職してから聖書の先生になることの誘いがあり、聖書の先生になられました。学生時代には将来に悩みながらもキャラバン活動や教会での活動を通して、聖書の先生になることの資格を獲得、その後は放送部の顧問を務め、言葉の力や平和の大切さを生徒たちに伝えてきました。金信先生は「今、自分にできることはなにか」ということを心に留め、戦時中のような過酷な環境とは違って恵まれた環境の中で生まれた私達は核を使用した戦争の壮絶さと平和の尊さを次世代に伝え、被爆体験者が減っていく中で戦争の記憶が薄れる時代に若い世代が伝えていかなければならないと言っておられました。この機会を心に留めて委員会として、また個人として責任を持って日々活動しなければならないなと強く思わされました。
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