比治山陸軍墓地

 比治山陸軍墓地


 比治山の裏手には比治山陸軍墓地があります。比治山には明治以来、日本陸軍の戦死者の墓地がありました。ここに眠っている将兵の墓は46都道府県の4500柱に上りました。墓石の大きさは兵士の階級と比例しています。

 1951年、アメリカは原爆の人体に対する影響についての調査のため、比治山にABCC(原爆傷害調査委員会)を建てました。比治山にあった陸軍墓地の墓石は壊され、遺骨は掘り出され、南側斜面の谷間に捨てられました。

 したがって、山の斜面には戦後長い間、倒れた墓石が転がっていた状態でした。地元の人たちが墓石を立て直しながら、県や市や国に働きかけて、1960年にこの場所を整地して共同墓地を復活させました。共同墓地を復元するための場所は狭い場所だったので、墓石は1cmも離れない間隔で並んでいます。








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